祇園祭 山鉾と粽

  • 2021年5月18日
  • 2021年5月18日
  • コラム
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大阪の天神祭り・東京の神田祭と並んで日本三大祭のひとつである「祇園祭」

祇園にある八坂神社の祭礼で、7月から1ヶ月間にわたり様々な行事や神事が行われます。

祇園祭が近づくと、「コンコンチキチン コンチキチン」という祇園囃子が聞こえてきて夏の訪れを感じさせます。

祇園祭と言えば豪華絢爛な「山鉾」と、厄除けの「粽」




 
今回は祇園祭でも欠かせない「山鉾」と「粽」について紹介するよ★






動く美術館・山鉾



祇園祭の中でも一番の盛り上がりを見せるのが「山鉾巡行」

前半の先祭に23基、後半の後祭の11基の、美しく装飾された山鉾が京都市内中心部を練りあるくことから「動く美術館」と呼ばれています。

7月に入ると京都市中心部の各所で、山・鉾建てが始まります。昔ならではの伝統技法で組み立てていく様は圧倒!


山鉾は「鉾」と「山」とに大きく分かれます。





釘を使わず「雄蝶」「えび巻き」などの伝統のしめ縄技法で組み立てていきます。
鉾の先端に金属性の「鉾頭」がつくことが特徴。最大のもので12tもあり、組み立て解体などの100人以上の人出を要します。
毎年先頭を行く鉾「長刀鉾」が有名。




先端に松がついているのが特徴。
山鉾の中で唯一からくり仕掛けがある「蟷螂山」は一見の価値あり!



熱気あふれる「山鉾巡行」は祇園祭のハイライトです。

2021年はコロナ禍の影響で山鉾巡行の中止が決定。
山鉾巡行が2年以上中断するのは、1943年の太平洋戦争の4年間以来。




厄除けの粽


祇園祭と言えば「粽」

食べ物ではなく、祇園祭にて授与される粽は、笹の葉で作られた疫病・災難除けのお守り。
毎年祇園祭の時に各山鉾で販売され、一年間玄関先に飾るのが京都の風習。



京都では町屋だけではなく普通の住宅の玄関の上に飾られているのをよく見かけます。



写真の粽は「長刀鉾(なぎなたぼこ)」です。山鉾巡行でも最前列を走る長刀鉾の粽は長蛇の列が出来るほどの人気なんだそう。


祇園祭の時は「粽どうですか~?」という子どもの売り子さんの声が響き渡ります。

粽には「蘇民将来之子孫也」と書かれた護符が入っています。
これは、昔牛頭天王が旅の途中、貧しかった蘇民将来の家で宿を提供されもてなされたことから、蘇民将来の子孫には疫病の厄を免れるよう約束した故事にちなんでいるそう。

2020年は祇園祭が中止になった為、会所やインターネットで販売されました。2021年は現在のところ未定ですが、インターネット販売が主になると思われます。





869年に始まった祇園祭
当時、京の町では疫病が流行し、人々は神仏に祈願することで収めようとしました。
疫病を鎮めるため、「祇園社」(現在の八坂神社)に66本の鉾をつくり疫病の退散を祈願したのが始まり。

2022年にはコロナも収束し、祇園祭が復活されることを祈ります。






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